HAMILTON Khaki Field Mechanical 38mm

こんにちは、Winding Hourです。
今回は“HAMILTON Khaki Field Mechanical 38mm” をご紹介いたします。

ハミルトンの歴史

HAMILTON(ハミルトン)は1892年にアメリカのペンシルバニア州ランカスターで創業しました。正確な時計がなかった当時のアメリカでは鉄道事故が頻発しており、「正確な鉄道時計を作る」という使命の元、複数の地元時計会社の合併により誕生しました。なお社名の「ハミルトン」はアメリカ独立戦争の英雄でペンシルバニア州の著名な人物であった、「Andrew Hamilton(アンドリュー・ハミルトン)」氏に由来するとのことです。

20世紀初頭には第一次世界大戦を機に軍用時計の開発に着手し、第二次世界大戦中にはアメリカ陸・海軍に100万本以上の軍用時計を納入、信頼性と耐久性を備えたフィールドウォッチの地位を確立します。

1970年代のクォーツショックで経営に大打撃を受け、拠点をスイス・ビエンヌに移すとともにスウォッチグループの一員として再出発を遂げます

ハミルトンの特徴

このような歴史背景を持つハミルトンは、アメリカンスピリットとスイスの技術力を併せ持つ稀有な存在です。ハリウッドを中心とする映画業界とのコラボレーションや、高級機械式時計ブランドには珍しく、10万円以下の実用モデルを備えるなど、若年層やビギナー層の取り込みにも成功しています。

今回紹介するモデル

今回ご紹介するKhaki Fieldは1940年代の”A-11”が祖先といえ、第二次世界大戦中のアメリカ軍に大量に納入されました。そのデザインは後継機にも受け継がれ、ベトナム戦争時代には軍用規格(MIL-SPEC)に準拠したフィールドウォッチを供給しています。クォーツ化とデジタル化の波を受け一度は生産終了となるも、2000年代以降に復刻を果たします。このようにKhaki Fieldはただの軍用風時計ではなく、歴史と実用性の裏付けられた真の軍用時計と言えるでしょう。

外観

外観を見ていきますと、華美な装飾はなく、視認性や耐久性といったツールウォッチとしての要素が見て取れます。ケース全体は高級時計には珍しくサンドブラスト仕上げ(つや消し)となっており、おそらく反射により敵に見つかる危険性を減らしているものと思われます。大型のリューズはグローブをつけたままでも操作しやすく、まさに実用性を追求したデザインと言えます。

ムーブメント

ムーブメントに目を向けますと、クラシカルな外観に対して中身は最新の自社ムーブメントが装備されています。ハミルトンが属するスウォッチグループはムーブメントメーカーの雄ETA社を擁しており、歴史に裏付けされた名機を存分に使用できます。搭載されたH-50は、ETA社の2801-2(28,800vph)をベースにリチューンされており、パワーリザーブは80時間に及びます。これは振動数を21,600vphにあえて抑えているのも要因の一つと考えられ、耐久性の向上も期待でき、フィールドウォッチとしての要素を追求した結果と考えます。

主要諸元

  • メーカー:HAMILTON
  • モデル名:Khaki Field Mechanical 38mm
  • 型式:H69439931
  • サイズ:38mm
  • ムーブメント:H-50(21,600vph、パワーリザーブ80時間)
  • その他特徴:
    • サファイアガラス風防
    • ソリッドバック
    • スティールケース
    • センターセコンド
    • 5気圧防水

手巻き時計で、心を穏やかに
Winding Hour

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