ORIS Big Crown Pointer Date Calibre 473

モデル紹介

こんにちは、Winding Hourです。

今回は“ORIS Big Crown Pointer Date Calibre 473”をご紹介いたします。

はじめに

この記事を執筆するにあたり、オリスジャパン様の銀座ブティックに取材をさせていただきました。まだ発足間もなく実績もない当ブログの取材を受けていただいた、オリスジャパンのマーケティングご担当者様およびスタッフ御一同様へ感謝申し上げます。ありがとうございました。

オリスの歴史

ORIS(オリス)は1904年にポール・カッティン(Paul Cattin)とジョルジュ・クリスチャン(Georges Christian)がスイス・ヘルシュタインにて創業しました。社名「Oris」は、近隣を流れる小川の名前が由来とのことです。1970年代のクォーツショックで経営に大打撃を受け、ASUAG(後のスウォッチグループ)に買収され、クォーツ時計の生産に注力しました。

その後1982年にグループから独立し再出発を遂げます。このとき「100%機械式時計のみを作る」という方針を掲げ、現在に至ります。

ものづくりへのこだわり

今回の取材で印象に残ったのは、「現代人の生活にマッチした時計を作る」ということと、「誰もが買える機械式時計を作る」という信念でした。ムーブメントのロングパワーリザーブにみられるように、手巻きという趣味性の強い時計でありながら実用的な設計になっています。また、高性能な自社ムーブメントを搭載していながら、非常に魅力的な価格帯に抑えられていると感じました。これは統合が進む欧州の時計業界において、独立という道を選んだオリスの矜持とも思われます。

シリーズの紹介

今回ご紹介するBig Crownは1938年に誕生したパイロットウォッチで、グローブをしたままでも操作しやすい大型リューズを備えるなど、軍用航空時計の要素を色濃く反映しています。ProPirot・シリーズが現代的なデザインであるのに対し、Big Crownはクラシック・パイロットウォッチを源流とするオリスの中で最も長く続くシリーズであり、同社の原点ともいえるモデルです。

外観

外観を見ていくと、クラシックと現代的な要素が絶妙に混在しています。ペンシル針にアラビアインデックス、スモールセコンドといったクラシックな仕様に対し、ブルーの文字盤が目を引きます。このような色使いは他社でなかなか見ることがなく、このあたりもオリスが独立系ブランドだからこその自由と遊び心を体現しているとのこと。

自動巻きモデルに採用されているコインエッジベゼルではなく、フラットな固定ベゼルを採用しているあたりも現代的で、非常に使いやすい1本になっていると思います。レザーストラップは鹿革を使用しているとのことでした。スイスでは年間120万頭の鹿が駆除されており、その革を廃棄せず再活用するというサスティナブルな取り組みにも共感が持てました。

ムーブメント

ムーブメントを見ていきますと、クラシカルな外観を良い意味で裏切る最新のムーブメントが搭載されています。パワーリザーブは120時間(5日間)に及び、よほど巻き忘れない限り、止まることはないでしょう。これはツインバレル構造(巻き上げるゼンマイが2つある)の採用により実現しており、技術力の高さが感じられます。裏面にはパワーリザーブ表示を備えている点も、実用的で好感が持てました。

最後に

今回オリスブティックをご訪問させていただき、クラフトマンシップが詰まった時計と、人間味あふれるスタッフの皆様のご厚意に触れ、「手巻き時計の魅力を発信していきたい」という自分の気持ちと改めて向き合うことができました。少しでもオリスの魅力、はたまた手巻き時計の魅力を発信できたならば幸いです。

主要諸元

  • メーカー:ORIS
  • モデル名:Big Crown Pointer Date Calibre 473
  • 型式:01 473 7786 4065-07 5 19 22FC
  • サイズ:38mm
  • ムーブメント:Calibre 473(28,800振動、パワーリザーブ120時間)
  • その他特徴:
    • サファイアガラス風防
    • シースルーバック
    • スティールケース
    • スモールセコンド
    • ハック機能(秒針規制)
    • パワーリザーブ表示(裏面側)
    • ポインターデイト(日付針)

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